欧米で広く利用されている スギナ
<学名>
Equisetum arvense (トクサ属トクサ科)
<英名>Horsetail(ホーステール), Bottlesbrush(ボトルブラシュ)
<和名>スギナ、ツクシ、モンケイ(問荊)
<原産地>
ヨーロッパ、北アフリカ、アジア北部とアメリカ大陸が原産。
湿気を好み、いたるところの原野に生える夏緑性の柔らかい多年草。35センチほどに達する。
栄養茎(スギナ)と胞子茎(ツクシ)の別がある。
春の訪れを告げるツクシはスギナの胞子茎で、土を掘ってみると、スギナと同じ地下茎からでているのがわかる。春先にツクシが伸び、あとでスギナが展開する。
<歴史>
スギナは原始植物で、古生代(6億~3億7千500万年前)の大型本木の子孫とされている。
高濃度のケイ素を含むことで研磨剤とされ、昔は金属や材木を磨くために用いられていた。ボトルブラッシュ(瓶ブラシ)という名前は、その用途に由来する。
<研究>
イギリスのハーバリストのジョン。ジェラードは1597年の書物に記している。
それは収斂作用によるものであるとされて、欧米で広く利用されている。
